今回は前回に引き続きIELTSのリスニングについて話していきます。(´∀`*)
実はリスニングは、私の中では一番スコアが伸び悩んだ科目でした。。。
IELTSの対策を始めた1ヶ月くらいは、スコアはずっと5.5からびくともせず( ; ; )
その理由の一つとして考えられるのは、IELTSのリスニングは主にイギリス英語で話されているということだと思います。(単純に英語力がなかったということもありますが笑😅)
しかし、毎日の積み重ねによりイギリス英語に耳が慣れていくとともに徐々にスコアも上がっていき、IELTS対策を始めてから2ヶ月目頃になると、練習の時のスコアは6.5ほどになり、良い時で7.5ほどまで取れるようになりました。
この記事では私がどのようにしてIELTSのリスニングのスコアを上げたのか、その方法をご紹介します!
こちらもまだ見てない方はどうぞ!
IELTS リスニングの構成
パートが4つに分かれています。
パートのレベルは順に難しくなります。
問題数は40問。
各パート10問ずつです。
制限時間は約40分です。
30分はリスニングの問題を聞き、残りの10分は問題用紙から回答用紙に答えを移す時間です。
パート1:
話者2人 日常会話、電話での問い合わせなど
パート2:
話者1人 旅行ガイド、録音メッセージ、ラジオ番組など
パート3:
話者2〜4人程度 教育、勉強に関するもの、授業、プロジェクトワーク、など
パート4:
話者1人 講義、講演
=評価基準=
全ての問題は1点で、40点満点です。
バンドスコア6.0を取るには、40問中23〜25、つまり約6割正答することが必要になります。
パートごとに見ていこう!
PART1
上の画像の問題は、大学のコースの申し込みに関する、生徒と教師の会話です。
他にパート1の例としては、ホテルの予約電話、空港での落とし物についてや、引っ越し会社との契約についての会話などが挙げられます。
パート1での他のパートとは違うポイントは、個人情報の聞き取りが頻出だということです。
契約や申し込みが主な会話内容となる場合、電話番号、クレジットカード番号、住所、名前などを書きとる問題が多く出ます。
他にも日付、値段などなど・・・
つまり、このパートでは圧倒的に数字の聞き取りが重要となります。
(私はこの数字の聞き取りがとっても苦手でした・・・数学が苦手だからかな?笑)
個人情報、数字の聞き取り注意ポイント!
私が躓いた箇所を紹介します。>_<
*数字が連なった時は“ダブル〇”!
例えば電話番号で、“33〜”という音声が流れる場合は、
“スリースリー”ではなく“ダブルスリー”と読みます。
私は最初わからなくて
え・・・?W3・・・?数字じゃないじゃん!?
( ゚д゚)
となっていました笑笑
*似ている発音に注意!
bとv、mとn、aと8、wとdouble、-teenと-ty (例えば13と30みたいな)などなど
あと、rはアールではなく“アー”と発音し、私は始め“A”と混乱しました笑(私だけかも)
(余談ですが、フィリピンの方は冠詞の“a”を“ア”ではなく“エイ”と発音することに、フィリピンの先生方と話している時に気づきました。“エイ バナーナ!🍌”という感じです笑
やはり国によって同じ言語でも発音の仕方が全然変わってくるのでとても面白いですね!)
*お金の聞き取り poundとthousand
IELTSではお金の単位はドルの他にポンド(pound)というイギリスで使われている単位が出ます。
この発音がややこしくて・・・
私もかなり惑わされました。
ある問題で、サマーフェスティバルのチケットで答えが
£10.50 (ten pounds fifty)
でしたが、私は咄嗟に
ten thousand fifty か!
と思って£10,000.50
と書きました笑
よーく考えたらチケットの値段で1万ポンド(約150万円)するのはどう考えてもありえないのですが、音声が無慈悲にどんどん次へと流れていってしまうため、とりあえず聞こえた音を書くしかできないと思います^^;
なので耳を慣らすために聞こえなかった音は聞こえるまで何度も繰り返し聞くということが一番正答数を上げる近道なのかと思います。
PART2
上の写真では、ある町の交通手段についての音声ガイドが問題になっています。
また写真にもありますが、PART2では地図が出ることがよくあります。
地図では東西南北の方角、左右、上(upper)、下(bottom)などの位置を表す英単語が出ます。
ここでコツとして一つ言いたいのは、PART2に限らず、IELTSのリスニング音声は必ず問題番号に沿って流れます。
なので上の写真で言うと、
16 bus stopについて話し終えたら次は必ず 17 train station の場所について話す
というような感じです。
万が一、話者がどこを話しているのか分からなくなってしまっても、“…station”などの問題に書いてあるキーワードが聞こえれば、その問題以降についてはまだ話されていないので諦めずに取り組むことができます。
PART3
PART3では生徒たちと先生の会話や生徒同士の会話など、学校が舞台になっている問題をよく見かけます。
生徒がプレゼンテーションの作成に関して先生の意見を聞いたり、アンケート結果のまとめを生徒同士で話し合ったり、、そんな感じです。
ここで注目すべきポイントは、誰がどの意見に対して賛成意見を持っているか、反対意見を持っているか、ということです。
実際、全部の会話をどこも聞き落とさずに理解するのは、かなり難しいと思います。
なので、私は分からなかった時はいつも話者それぞれの話すトーンやスピードを考えて
「あ、この人はこの意見に対してあんまり好意的じゃなさそうだな」
みたいな感じで答えを出しました。
もちろん答えの鍵となるようなワードを聞き取るのが一番なのですが、
そうもいかない時は話者の雰囲気から感じ取った自分自身の直感も大事なのだろうと思います。
また、言い換えもよく出ます。
例えば、締め切りがsubmission date → deadline
心配するがconcerned about →worried about
のような感じです。
重要ポイント!
できる限り先読み!!
IELTSではこのような多項選択肢問題が出ます。
このタイプの問題は個人的に一番難しいと思っています。:(;゙゚’ω゚’):
話者はペラペラペラーっと止まらずに話すので
え?今どこ??ワカンナイ😇
と心が折れます。
そしてせっかく合っていたとしてもたったの1点です。
もちろんIELTSの問題全てに言えることですが、特にこのような鬼畜な問題に立ち向かうには、やはり問題文の先読みが大事になるかと思います。
そんな先読みなんて言ったって、その時間がないよーー!
そういう時は、以下のポイントだけでも拾ってみてください!
・選択肢の内容がプラス的かマイナス的か
(ネガティブなワードかポジティブなワードか)
⇨こういう場合、少数派が答えになることが多いかも
例えば ①嫌い ②好きではない ③好き だったら③が答えになるというような感じです。
・何が聞かれているか
答えは人になるのか、目的になるのか、何かの理由になるのか。。
要は5W1Hです!
(what何を/whyなぜ/who誰が/whenいつ/whereどこで/howどうやって)
・穴埋め問題の場合、答えに入れるべき品詞は何か
形容詞か、副詞か、はたまた名詞なのか・・
品詞を間違えると、答えがわかっていたとしても間違いになってしまいます。
スペルミスに注意!
スペルミスは本当に悲しいケアレスミスだと思います。。。
IELTSではアメリカ英語、イギリス英語、どちらで書いても良いのですが、できるだけどちらかに統一させたほうがいいかもしれません。
予測する!
直感に頼ることも時には必要だと思います。
悩んだら、初めに自分の感じた直感の答えを書く方がいいかもしれません。
実際、私はあとで悩んで書き換えた答えと直感を信じてその場で書いた答えを比べると、後者の方が正答率が高かったように感じます。
(余談ですが笑 PART3のプレゼンテーションの構成に関する問題でmethodology(方法論)という答えを書くと当たるかもしれません。。。なんかとてもよく見かける言葉な気がする笑)
まとめ
できる限り毎日、英語を聞くことがIELTSリスニングのスコアアップにつながると思います。
聞く方法はどんな形でも構いません。
英語字幕の映画を見たり、英語のラジオを聞いたり、動画を見たり・・・
私のおすすめはこのThe IELTS Listening TestというYouTubeチャンネルです。
ほぼ毎日、IELTSのリスニングの実際に出題された問題を投稿してくれています。
私も愛用していました。
よければ、試してみてください!!
次回はIELTSのスピーキングについて書きます!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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