こんにちは!
マレーシア留学生のはるかです♪( ´θ`)ノ
気がつけばもう5月も終わりです。
そして私はマレーシアに初めてきてからすでに7ヶ月が経ってしまいました。
本当に時が過ぎるのは一瞬ですね・・( ゚д゚)
最近ブログを更新できていなくて、今回は久しぶりの投稿になります。
ちょうど学期の半分、7週間を終え、今週は1週間の中間休みでした。
こなしている課題に少し目処がついてきたので、今日の記事では、私の今学期の教科について書き綴っていこうと思います。
耐久勝負の地獄の3学期。
単刀直入にはっきり言わせてもらいますと、
今学期の忙しさは
異常です。
今学期の予定表はこんな感じです。
教科の横に書いてあるアルファベットは、T=Tutorial、L=Lecture、P=Practical、W=Workshopをそれぞれ表しています。
みなさんお気づきでしょうか・・。
特に水曜日!!!!
水曜日は8時間授業です、しかもほとんど実習科目なのでキャンパスを一日中駆け巡る生活になります。
予定変更の前は10時間授業で、朝8時に学校へ行き、夜8時に授業が終わるといった生活をしていましたのでまだマシになった方なのですが・・。
朝があまり強くない私は、朝8時から授業というだけでかなり憂鬱です( ; ; )
そして今学期、何が辛いかと言いますと、
今学期はハリラヤ(イスラム教のお正月にあたる行事)などの祝日が多かったため、学校はその間休みになりましが、その分の振替授業がきちんとあるので、
金曜日の午後などに振替授業が詰め込まれてくると、結局金曜日も8時間授業になります笑
人々にとってはありがたい祝日ですが、私にとっては鬼のような存在に思えました👹笑
もうこの時点で、スケジュールのハードさにだいぶ気が滅入りそうなのですが、
それ以上に今学期の各教科の内容が私にとっては重すぎて、かなり堪えています・・。
これから各教科について説明していきたいと思います。
Basic Restaurant Operations
この科目では、レストランでの接客、おもてなしについて実践的(practical)、理論的(lecture)に学びます。
実はレストランオペラーションは、大学入学して以来、私にとって初めて実習科目で、かなり緊張しながら実習室へ向かったのをよく覚えています。
実習室に入ってまず驚いたのは、さまざまな種類にグラス、食器が並べられていたことでした。
ここはDining Roomという実習室で、高級レストランそのものの雰囲気を感じました。
学期の前半7週間では、主にテーブルセッティング、皿運びの練習がありました。
初めてやることが苦手で器用にこなせない私にとっては、この実習はかなり大きな壁で、皿運びの経験がなくて皿をなぜか壁にぶつけてしまったりと大苦戦していました😅
特にテーブルセッティング。私の強敵です。
フレンチのテーブルセッティングにはいろいろなルールがあり、料理によって用意するカトラリーや置く位置が変わってきます。
それだけではありません。
テーブルクロスの敷き方、皿を並べる前にお湯の蒸気で温めてタオルで拭くやり方、皿の上に置くナプキンの折り方など覚えなければならないことがたくさんあります。
練習中にパニックになってデザートスプーンとティースプーンを間違えてしまったこともありました笑(似てるんですよ本当に・・・)
テーブルセッティングは中間テストにあたり、当日に30分間で一人でセッティングしなければなりません。
来週にあるので自分のベストを尽くせるように頑張りたいと思います。
Hotel Accommodation Operations
この科目では、ホテルのHousekeeping(ベッドメイキング等)とFront Office業務について学びます。
実習室はHotel Suiteという場所です。
ここも実際の高級ホテルと同じような雰囲気のある教室で、初めて入った時は感動しました。
サンウェイ大学は施設が充実していて、授業も質が高く、このような整えられた環境で何度も実践的な練習を繰り返すことで即戦力を身につけることができると感じました。
ただ質の高い授業というのはつまり、練習内容はかなりハードです。
授業中はただ黙々とひたすら2人1組のチームでベッドメイキングをローテーションでやり続けるという内容なのですから。(⌒-⌒; )
2人1組で8分間でベッドメイキングを行う、というのが中間テストの内容ですが、
ここでも毎度お馴染み、私は不器用で人よりも練習を積まないとできないタイプなので、最初はパートナーの足を引っ張ってしまうようなことも多々ありました。
流石にやばい、、なんとかしないと、、と思っていた矢先にとても幸運なことが起こりました。
ゲストハウスを経営している知り合いの方が私のベッドメイキングのためにゲストハウスの1室を貸してくださるというのです・・!!
そこで、パートナーの子に一緒に練習に付き合ってもらい、なんとかできるようになりました。👏
助けてくださった周りの方々に本当に本当に感謝です・・・!!!
もしかしたら・・ベッドメイキングだけならもうホテルで働けちゃうかも・・!?😁
(自惚れるな私)
そしてフロントオフィスの業務では、コンピュータを使ってカスタマーの予約をとる方法などを学びました。
OPERAという多くのホテルで用いられているシステムについて学びましたが、
なんとこのシステム、厄介なことに
2人がログインパスワードを間違えると全員が強制ログアウトになってしまうのです。😱
あまりのセキュリティの高さに驚き、同時に感心しましたが、ログアウトになるたびに専門の人をわざわざ呼ばないといけないので、みんなパスワードを入れるときはかなり慎重になります笑
ホテルのフロントオフィスはお客様の大事な情報を扱う業務だから一時も集中力が欠かせないな。。と思いました。
フロントオフィス業務をやっている方、尊敬です。
Accounting for decision making
この科目は、ズバリ日本語でいう会計学、簿記です。
アカウンティングは実習科目ではなく、テストの点数のみで成績が決まるという実力主義で、しっかり勉強していないと恐ろしいことになる教科です。
公式が出てきたり、計算もあるので、理系要素があまりないホスピタリティ学部の中の教科では一風変わった内容ですね。
テストではこのような表を実際に作る問題が出題されます。
私は幸いにも知り合いの同学部卒業生の方に英文会計の本をもらったので、それを使って勉強しています。
このアカウンティングの授業内容を習得すれば、簿記の資格を取ることも可能だと思います。
私も目指してみようかなぁと考えています。(´∀`*)
Communication Skills
この科目はアカウンティングと同じく、非実習科目なのですが、テストがなく、その代わり課題がたっぷり出る科目です。ひたすら書いたりドキュメントを作ったり、プレゼンがあったりする科目です。
私が前半7週間でやった内容は、早くも就活の練習のようなものでした。
履歴書の作成や先生と1対1のMock Job Interview(面接練習)が課題でありました。
就活の練習が大学1年生の授業に組み込まれていると言うのは珍しいのではないでしょうか。
けれど、近い将来必ず役に立つことをこのように先取りしてできたことはよかったです。
Basic Culinary Operations
カリナリー、つまり料理実習の科目です。
私は料理が好きで、始まる前はワクワクしていました。
しかし、私は甘く見ていました。
家庭科でやった調理実習とはわけが違うのです。
もう
料理人になるための修行
と言っても過言ではないと思います。笑
この教科ではハプニングが多すぎたのでエピソードも交えて書いていこうと思います。
初回から心を砕かれた。チキン丸ごと1つ捌くという至難の業。
まず授業の流れとして、初めに先生がその日に作る料理のデモンストレーションを一通り行います。
そしてその後、実際にそのメモとレシピを見ながら自分たちで調理していきます。
キッチンには、オーブン、コンロ、食材を切る場所、などが全て揃った一人用のステーションがいくつかあります。
この時点でもう、家庭科の調理実習ではないのです。
最初から最後まで全て自分一人で、黙々と行うからです。
私はこの日最大のミスをしてしまいました。
初回で流れがわからなかった私は、デモンストレーションの際のメモを全てパソコンに書いてしまっていて、電子機器が持ち込めないキッチンではもちろんパソコンの持ち込みは禁止・・・。
つまり、レシピがない状態で始まりました(゚ω゚)
もう大事件でした。
ハーブの種類わからない。チキンの捌き方?やったことないし1回見ただけで覚えられるわけない。
パニック状態に追い討ちをかけるように先生が残り時間を告げてきます。
途中でもう嫌になって逃げ出したい気持ちを抑えながらなんとか作り上げました。
ジャガイモは焦げるし先生にたくさん注意されましたが、私は終えることができただけでもうただ安堵でした。
こんなボロボロなスタートで始まったカリナリー実習。
この後さらにレシピの難易度が上がっていきます。
シェフでも失敗すると言われる難しすぎるソース
2回目の実習では、またチキン料理でしたが、1回目と比べて難易度は高くないように感じました。
2回目の料理の出来栄えが今までで一番よかったと個人的に感じます。
3回目はエビのビスクでした。🦐
こちらも、先生に何度も注意されたということはありますが大きな失敗もせずなんとか耐え抜きました。
ちょっと慣れてきたかな??と余裕を感じたのも束の間。
回目で私は不意に奇襲攻撃を受けたかの如く、
見事に打ちのめされました。_(┐「ε:)_
みなさんはフランス料理における4大ソースの一つである、オランデーズソースというソースをご存知ですか?
一番身近な例は、エッグベネディクトにかかっているあの黄色いソースです。
あのソース、実は作るのが本当に難しく、シェフでも失敗することがある、と言われているほどなのです。
火加減が命で、失敗するとスクランブルエッグのようになります。
そう、この私の作ったものがまさにその失敗例です。(^ ^)
もうマッシュポテトかな!?!?( ᐛ )
しかし私はこの日、何か私悪いことでもしたかなぁ??と思うほど、失敗失敗の連続でした。
小麦粉をひっくり返す、などなど。
最悪なことに、一人だけ時間内に終わらず、最終的に先生生徒全員帰ってしまって、ただ一人キッチンに残されてしまいました。
そして極め付けは、外に出た途端に大荒れの天気で、雷が轟いていたことです。
こういう日に限って傘はないのです・・・・。
学校から寮、約20分の距離を、堪えきれずに泣きながら帰りました。笑
あとで考えてみると、涙を流してびしょびしょになって歩いてる人がいたらびっくりどころじゃないですね笑 恥ずかしい・・・。
悔しくて自分が情けなくて、その後、練習をすることを決意しました。
ひたすら練習とイメトレを続け、ドキドキの本番、中間テストを迎えました。
結果は・・・・
オランデーズソース成功!!
綺麗な黄色いソースになって自分でも納得がいく結果を残すことができました。
やはり練習量と経験は裏切らない。
そう改めて感じました。
実習科目を受ける前に
それぞれの科目についての内容とエピソードなどをこれまで話してきましたが、
ここからは、これからこのサンウェイのホスピタリティ学部で実習科目を今後受けるという方達に向けて私からアドバイスしたいことを書いていこうと思います。
とにかく言えることは、急な予定変更などに臨機応変に対応することが重要なのですが、それでも準備万端であればあるほど良いので、実習が始まる前にスーツ一式(ブラウス、ジャケット、パンツ、靴、女子の場合はスカートも)を揃えておくことをお勧めします。
1週目、先生が授業中にいきなり
「来週からスーツ着てきてね〜、買ってない人は買ってね〜」
と爆弾発言をし、1週間の間で、授業後にモールへ出向いて探し回ったりしていました。
非常に大変で、あの時は、なんでセメスターブレーク中に言ってくれなかったの😡と先生に怒りさえ感じてしまいました笑
※スーツの内容について質問があれば承りますので、お問い合わせ欄からご連絡ください。
そして次に、女子においては実習中、きっちりお団子をすることが必須です。
不器用すぎる私にとっては「明日お団子してきてね」の先生の言葉は大問題でした。
お団子を自分でやったことがなかったからです。
その日は徹夜でお団子作りの練習をし、なんとかできるようになりました。
私と同じような不器用仲間さんは事前に練習しておいた方が吉です。🙆♀️
まとめ
今回は今学期私が履修している科目について詳しくまとめました。
読者の方の中には
「ホスピタリティ学部って本当に大変なんだ・・・」
と不安に思わせてしまった方もいるかもしれません。
確かに、辛いことがないとは決していえない学部だと感じます。
けれど、学んでいることは自分を成長させるためにはとても価値のあることで、ただ実践的なスキルを身につけることができるだけではなく、努力や辛いことに耐えぬく力、苦手なことの克服など精神面においても鍛えることができると感じます。
この学部を選んだことは私は全く後悔していませんし、むしろ将来の自分が今の自分に感謝できるようにベストを尽くそうと思っています。
この記事によって少しでも多くの人がホスピタリティ学部に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
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